試算表を毎月見るだけで、経営が変わる理由

公開日: 2026-03-31
カテゴリ: 月次決算
キーワード: 試算表 見方/月次決算 やり方/顧問税理士 毎月

あなたの事業の今月の利益、いくらか答えられますか?

「決算のときに税理士から聞く」「毎月試算表が届いているけど正直よくわからない」──そういう方は、経営の現状をリアルタイムで把握できていない状態かもしれません。

今回は、試算表を毎月確認することで何が変わるのか、その理由をお伝えします。

試算表って、何が書いてあるの?

試算表とは、ある時点での売上・経費・利益・資産・負債を一覧にした帳票です。

つまり、「いまうちの会社はどんな状態か」をまるごと映し出している鏡のようなもの。

よく「決算書」と混同されますが、試算表はいつでも・何度でも出せるのが特徴です。月に1回出せば、それがそのまま月次決算になります。

年1回では、なぜ遅いのか

「決算のときに税理士から報告を受けている」という方は多いと思います。でも、これには大きな落とし穴があります。

決算は、12ヶ月が終わってからの"後出し"の情報です。売上が落ちていたとしても、経費が膨らんでいたとしても、決算書を見るころにはすでに1年が終わっています。問題がわかっても、もう手の打ちようがない。

税金も同じです。 「今年の税金は○○万円です」と決算後に言われても、そこから資金を用意するのは至難の業です。納税のために借入が必要になった、という話も珍しくありません。

月次で試算表を確認していれば、「このペースで利益が出ると、今年の税金はおよそいくらになりそうか」を年の途中から見積もることができます。そうすれば、毎月少しずつ納税資金を積み立てておくこともできますし、利益が出すぎているなら合法的な節税策を検討する時間的な余裕も生まれます。

もしその問題が6ヶ月前にわかっていたら、対策を打てたはずです。税金の話もまったく同じです。

毎月見るだけで、何が変わるのか

① 「感覚」が「数字」に変わる

「今月は忙しかった気がする」「なんとなく売上が落ちた気がする」──経営者はどうしても"感覚"で動きがちです。

でも試算表を開けば一発です。先月と比べて売上はいくら増えたのか、どの経費が膨らんでいるのか、数字で確認できます。

感覚経営は、たまたま当たっているだけのことが多い。数字で見て初めて、本当の現状がわかります。

② 問題を「小さいうち」に発見できる

月次で見ていれば、「あれ、先月から外注費が増えていないか?」「広告費を使ったわりに売上が動いていないぞ」と、1ヶ月分のズレで気づけます。

問題は小さいうちに手を打てるかどうかで、経営の明暗が大きく変わります。年1回の決算だけでは、12ヶ月分の問題が一気に降ってくるだけです。

③ 「来月の行動」が変わる

試算表は過去の記録ですが、見方を変えると「未来の羅針盤」になります。

利益が出ていれば設備投資の検討ができる。経費が膨らんでいれば来月の支出を絞る判断ができる。月次で数字を確認する習慣があれば、行き当たりばったりではなく、根拠のある経営判断ができるようになります。

そもそも「正しい試算表」になっているか、も大事

実は、試算表を毎月もらっていても、中身が正確でなければ意味がありません。

たとえば、売上や仕入を「お金が動いたとき」に記録している場合(現金主義)、試算表上の利益は実態とズレています。正しくは、売上は「商品を届けたとき・サービスを提供したとき」、仕入は「仕入れた事実が発生したとき」に計上する発生主義が基本です。

また、在庫がある業種では、月末の在庫を毎月計上しないと、仕入れた費用がそのまま経費になってしまい、利益が実態より少なく見えてしまいます。

試算表を「経営の羅針盤」として使えるようにするためには、数字を読む前に帳簿の作り方そのものを整えることが必要です。

ひろしま税理士事務所では、試算表を「一緒に読む」ところから始めます

「試算表はもらっているけど何を見ればいいかわからない」という方も、「そもそも月次で試算表を出したことがない」という方も、どちらも大歓迎です。

ひろしま税理士事務所では、まず帳簿の作り方(発生主義・在庫計上など)を整えるところからサポートし、毎月の面談で試算表を画面に開きながら「先月と比べてここが変わりましたね」「この経費、意図通りですか?」と一緒に確認していきます。

数字を読む作業を二人でやることで、経営者のかたが「数字への苦手意識」を手放し、試算表が"自分の武器"になっていく──そういう伴走をしています。

試算表の見方から知りたい方も、月次決算の仕組みをゼロから整えたい方も、ぜひ一度ご相談ください。

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まとめ

  • 試算表は「いまの経営状態」をまるごと映す帳票で、いつでも出せる
  • 年1回の決算書では問題に気づいたときには手遅れになりやすい
  • 毎月確認することで、感覚ではなく数字で経営を判断できる
  • 問題を小さいうちに発見し、来月の行動を根拠を持って変えられる
  • 正確な試算表のためには、発生主義・在庫計上など帳簿の作り方を整えることが前提
  • ひろしま税理士事務所では帳簿の整え方から毎月の読み方まで一緒に伴走します

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