freee家事按分設定マニュアル|割合の決め方から自動仕訳まで
はじめに
🏠 自宅兼事務所や、プライベートと事業で共通して使う経費(通信費・光熱費など)は、事業分だけを経費にする「家事按分(かじあんぶん)」が必要です。freeeでは家事按分の機能で割合を設定しておくと、毎回計算しなくてもfreeeが自動で分けてくれるので、記帳の手間がぐっと減ります。今回は、個人事業主の家事按分の考え方から設定手順、運用のコツまでまとめました。
1. 家事按分の割合をどう決める?
家事按分は「なんとなく」で決めてしまうと、税務調査で根拠を求められたときに困ります。一般的には次のような計算方法があります。
- 📐 面積按分 事業専用スペース ÷ 自宅全体の面積
例:自宅80㎡のうち16㎡を事務所利用 → 16 ÷ 80 = 20% - ⏰ 使用時間按分 事業利用時間 ÷ 1日の全利用時間
例:自宅の電気を1日24時間のうち8時間事業で使用 → 8 ÷ 24 ≈ 33% - 📊 実測ベース 電気代の計器や電話の通話明細など、実際の使用量で計算
💡 割合は税務署に説明できる資料や計算式を残しておくと安心です。
※詳しい考え方は別記事「これって経費になる?個人事業主の経費判断Q&A」にまとめています。
2. freeeでの家事按分設定方法
- 画面右上の [設定]→[家事按分の設定] をクリック
- 「新しい家事按分」 を追加
- 対象科目(例:通信費、光熱費、家賃など)を選び、按分割合を入力
- 必要に応じて品目別設定を活用(例:通信費の中で「電話代=50%」「インターネット代=70%」と別々に設定可能)
この品目別按分は意外と知られていない機能ですが、業務実態に沿った細かい経費配分ができるのでおすすめですよ。



3. 仕訳登録時の流れ
freeeでは家事按分を設定しておくと、該当科目の仕訳登録時に自動で分けてくれます。実際の処理はこうです。
- 経費は全額で通常通り入力(按分計算は不要)
- 入力された取引は一旦全額が事業用として記録され、決算時にfreeeが按分割合に沿って自動的に事業用と私用分に分ける
- 私用分は「事業主貸」に振り替えられる
この仕組みのおかげで、月々の記帳作業はシンプルに済みます。
4. 家賃など連携できない支払の対応
銀行やクレジットカードと連携していない支払(家賃や現金での駐車場代など)は、手動で登録が必要です。毎月同じ金額なら、次の方法で効率化できます。
🗂 取引テンプレートで1年分まとめて登録
設定方法
- 「取引」メニューから「取引テンプレート」を選択
- 新規テンプレートを作成し、勘定科目と金額を登録
- 1年分の取引を一括で登録
メリット
- 一度の設定で年間の取引が完了
- 金額変更時は一括で修正可能
- 登録漏れのリスクが軽減
🔁 リピート取引登録アプリで自動登録(無料)
特徴
- 指定日付に自動で取引登録
- 完全に手作業から解放
- 複数の定期支払いを一元管理
適用例
- 家賃:毎月1日 100,000円
- 駐車場代:毎月末 15,000円
- 倉庫代:毎月15日 30,000円
固定費は設定完了後、完全自動で処理されるため、特に個人事業主や小規模事業者の業務効率化に効果的です。
詳細は設定方法については下記をご参照ください。
freeeヘルプ 取引のひな型を作成する(取引テンプレート)
freeeヘルプ 毎月登録する取引をアプリで自動化する(リピート取引登録アプリ)
5. 実務での注意点
- 割合は毎年見直す(事業スペースや業務内容の変化に対応)
- 領収書や明細は必ず保管(電子帳簿保存法の要件確認)
- 対象外科目に按分設定しない
まとめ
家事按分は「根拠+設定」で運用がラクになります。freeeなら一度設定すれば自動化でき、繁忙期の手間を大きく減らせます。割合設定の根拠や経費の考え方は別記事もぜひ参考にしてください😊
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